こんな都市伝説を聞いたことはありませんか?
小学校の頃よく聞いた覚えがある都市伝説。
結論から言います。この都市伝説は真っ赤なウソです。
救急隊が走行中に傷病者を死亡判断して、サイレンを止めてしまうことはないでしょう。
では、救急車のサイレンが止まる時ってどんな時なのでしょうか。
また
なんて声もよく聞きます。
サイレンを鳴らさないで救急車が向かってきてくれることはあるのでしょうか。
今回はこの2つについて解説します。
ぜひご覧ください^^
救急車のサイレンが止まる時ってどんな時
救急車のサイレンが止まる時は、以下のことが考えられます。
・搬送先の病院等へ到着した時
・出動途中に、救急車不要の連絡があった時
災害現場では予測しない事態や、他機関との連携等がありますので例外はあると思います。
しかし、基本的にはこのような場合のみ、救急車のサイレンがとまります。
救急車のサイレンが鳴らされる時ってどんな時
では、先ほどとは逆に救急車のサイレンが鳴らされる時ってどんな時なのでしょうか。
以下のことが考えられます。
・出先で出動指令がかかった時
・災害事案終了後の帰り道で出動指令がかかった時 etc…
まだまだありますが、この辺にしておきましょう。
基本的に出動指令がかかれば、救急車のサイレンが鳴らされるということになります。
救急車のサイレンを鳴らさずにきてほしい時って鳴らさずにきてくれるの

救急車のサイレンが鳴らされるまたは消されるタイミングはわかりました。
でも、こんな思いがある人がいることも事実です。
近所にサイレンが聞こえると気まずいし目立ちたくないから、鳴らさないできて欲しい!
緊急ではあるんだけど、サイレンを鳴らされると近所の人が集まってきそうだし恥ずかしい。
では、救急車のサイレンを鳴らさずにきてくれることはあるのでしょうか。
結論、緊急走行ではサイレンを鳴らさなくてはなりません。
詳しくみていきましょう^^
サイレンを鳴らさない車は原則、緊急走行できない
救急車は緊急自動車です。
緊急自動車について記載すると、この記事では到底収まりませんので、簡潔に記載します。
そもそも緊急自動車は道路交通法により、サイレンを鳴らすことや赤色灯の点灯が必要です。
つまり….
サイレンが近所に聞こえて気まずい、目立ちたくない、近所迷惑になる
救急車のサイレンはとても大きな音ですので、家の近くを救急車が通れば誰もが気付くでしょう。
目立ちたくない、近所迷惑だと思われたくない、このような気持ちは十分わかりますが、
その救急要請は緊急なんですよね?
本当に緊急ならば、そんなこと言ってられません。
でも、実際のところ…
救急車のサイレンは住宅街に入れば消してくれることもある。
案内人を見つければ、サイレンを消してくれることもある。
この辺りは、なんとも言えませんが住宅街に入ってまで爆音のサイレンを鳴らす必要はないように思います。
救急隊もその辺りは十分にわかっているので、多少の考慮はしてくれるでしょう^^
その通報は本当に救急なの?救急車を必要としている人はたくさんいる

本当の問題はここなのではないでしょうか。
サイレンを気にしているようでは、緊急の必要がないのでは?と疑ってしまうこともあるでしょう。
もちろん、いろんな理由がありますし、いろんな状況がありますので、一概には言えません。
ただ、これだけは言えます。
救急車を必要する人はたくさんいます。
緊急でない救急要請を行えば、本当に救急車が必要な人のもとへ到着する時間が延びてしまいます。
冷静に判断し、適正な救急車の利用を心がけましょう。
まとめ
いかがでしたか。
救急車のサイレンが止まったときは搬送中の傷病者が亡くなったからだというのは、都市伝説です。
また、救急車のサイレンは原則鳴らさなければなりませんが、住宅街では多少の考慮はしてくれるかもしれません。
救急車のサイレンが止まるタイミング等について、少し気にしてみてくださいね^^