燃焼する際には、熱が発生します。
その熱によって、化学反応を維持するためのエネルギーが供給され、燃焼が継続していくというわけです。
また、この燃焼によって周囲のモノが熱せられ、熱が伝わることにより燃焼拡大していきます。
では、燃焼がしやすくなる条件としてなにがあるのか、どんな反応をしているから燃焼するのか。
一緒に見ていきましょう。
化学連鎖反応とは

そもそも、連鎖反応とは何なのか。
と、定義されています。
化学反応が加わることにより、連鎖反応が持続します。
燃焼を継続させるために重要なこと
燃焼の際には 熱、酸素、可燃物に加えて連鎖反応が必要です。
燃焼の継続のためには連鎖反応が大切だということですね。
つまり、燃焼の4要素が必要不可欠になります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

燃焼が継続(連鎖反応の開始)がされると、化学反応も連鎖して燃焼します。
燃焼(化学連鎖反応)のながれ


化学反応がおきれば、熱が発生します。
この熱エネルギーが十分であれば、周囲のモノを加熱することで、加熱されたモノの燃焼が開始します。
このような流れで燃焼(化学連鎖反応)が拡大していきます。
こうなってしまえば、火災は拡大する一方です。
元の点火源がなくとも、周囲のモノの化学連鎖反応により、拡大していくというわけです。
連鎖反応がおきないものはあるのか
鉄を例に挙げてみましょう。
鉄の酸化反応は、他の物質と比べて遅いですよね。
また、発火する温度まで上がらないため、そもそも発火しませんし、連鎖反応もおきません。
化学連鎖反応をとめるためのモノ
近年の建物には、難燃材が使われているものもあります。
これは、化学連鎖反応を遅らせる効果があります。
つまり、燃焼を継続できないような細工がされているということですね。
また、ハロンなどの抑制剤は化学連鎖反応を中断させる効果があります。
まとめ
いかがでしたか。
今回は燃焼を継続するために必要不可欠である、化学連鎖反応について見てきました。
燃焼が継続しているということは、連鎖反応を起こしているということです。
この連鎖反応をとめるためには、燃焼の4要素を今一度、理解する必要があります。
要素をひとつ排除すれば、燃焼はとまりますからね。