火と言っても温度が一緒であるとは限りません。
例えばろうそくの火やガスコンロの火、たばこの火などは、それぞれが異なる温度になります。
本記事では、いろんな火の温度の違いについて見ていきましょう。
火が燃える最低の温度って何度?
火の最低温度は400度です。
これ以上温度が下げるように冷却すれば燃焼を止めることができます。
なお、これ以外の方法で燃焼を止めるには、窒息と除去消火という方法がありますが、今回は割愛します。
ちなみに、可燃性ガスが燃焼する最低温度は1200度です。
火の最高温度って何度?

それとは逆に火の最高の温度は何度なのでしょうか。
結論を言うと、火の最高温度は科学的に証明されていません。
現段階で立証されている火の最高温度は4兆度ですが、まだまだ上がる可能性があります。
近い将来、火の最高温度を知る日が来るかもしれません。
いろいろな火の温度

たばこの火
700度です。着火の際には800度以上の火が必要であり、たばこの最高温度は850度と言われています。
ろうそくの火
燃焼している場所によって変化しますが、700度から1400度です。
ろうそくの火の外側は、酸素を多く取り入れることができるため、900度まで上昇します。
火の内側(中心)は700度です。外側の下端になれば1400度に到達します。
マッチの火

マッチの先端は発火性のある混合材が使われており、1000度から1500度まで上昇します。
木に燃え移った後は、400度まで下がります。
ライターの火
800度から1000度です。ターボタイプは1400度まで上がります。
ガスコンロの火
1700度です。ガスコンロの火は青色なので7000度に到達すると勘違いする場合があるため、注意が必要です。
火の色による違いは次の記事で解説します。
住宅火災の火

住宅火災では、火災発生から5分から10分で500度に達します。
その後、フラッシュオーバーは約600度で発生し、瞬く間に1000度まで達します。
防火衣の耐熱性能

防火衣は1200度に17.5秒耐えられる構造になっています。
ですが、1200度の高温に人自身が耐えられません。
まとめ

いかがでしたか。
今回はいろいろな火の温度について見てきました。
火の温度がわかれば、活動が変わってきます。
温度の変化に十分注意し、活動に生かしていきましょう。
次回は火の色の違いについて解説します。