交通事故をおこしたときや目撃したときに、まず気にかけることってありますか?
「事故を起こした人がケガしてないか心配」
とか、
「すごい勢いでぶつかったけど大丈夫かな」
そうおもいますよね。
下の図をご覧ください。交通事故発生件数よりも負傷者数(ケガ人)のほうが多くなっているのがわかります。
それほど、交通事故によるケガ人の発生は日常的なものであり、適切な対応が必要になってくるというわけです。
引用元:内閣府調べhttps://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/h30kou_haku/zenbun/genkyo/h1/h1b1s1_1.html
この記事を読めば、もしも交通事故でケガ人が発生した場合もしくは目撃した場合にどんな行動を取ればいいのかが明確になります。
ぜひ最後までご覧ください。
緊急措置義務とは

「交通事故により、人が死亡または負傷したりあるいはものが壊れたときには、その当事者である運転者やその他の乗務員が直ちにとらなければならない措置」
その措置とはつまり、以下のことを確認する必要があります。
・負傷者(ケガ人)を救護する
・安全な場所に移動し、二次災害を防止する
・110番通報する
・保険会社へ連絡する
では、ひとつずつ見ていきましょう。
事故の状況を確認する

事故に遭遇した場合は、まず事故状況を確認しましょう。
どんな事故か
車同士の事故?車と歩行者?
さらに、事故時の走行スピード、車からケガ人までの距離等を見ておくと警察や消防に通報するときに役立ちます。
負傷者(ケガ人)はいるのか

少しでも痛みを訴えている場合は直ぐに救急車を呼びましょう。
なお、痛みがなくても車の損傷が激しい場合は救急車を呼び、見てもらうことが大切です。
事故現場の場所はどこか

警察や救急車を呼ぶ際には必ず場所を聞かれます。
近くの信号機、電柱、店の名前等を正確に伝えましょう。
交通事故に備える!最低限の便利グッズ3選!
いざというときに、自分の命を守るために、
また
二次災害を防止し、人の命を守るために交通事故現場で必要不可欠な便利グッズを紹介します!
車のどこに積んであるのか、現状のものは扱えるのかなど、事故が起きる前に確認しておきましょう!
発煙筒
法律で設置が義務付けられています。
車検を通そうにも、これがないと通りませんよね!
ディーラー(車屋)に頼んでもいいのですが、割高な場合がありますので相場を確認してから購入しましょうね!
三角表示板
交通事故の際、一般道では設置義務はありませんが、高速道路は設置しなければなりません。
どこに積んであるのか、果たして自分の車は積んであるのか把握していますか?
これを機に確認してみるとよいでしょう^^
レスキューハンマー
負傷者(ケガ人)を救護する
事故が起きればケガ人が発生する確率はかなり高いと言えます。
大きな声で呼びかけても反応がない場合は生命の危機が迫っています。
直ぐに意識、呼吸の有無を
確認し、意識、呼吸がないようなら心臓マッサージを行う必要があります。
とはいいつつ、現場を目の当たりにすればなにをすればいいのか、わからなくなると思います。


これが本当に大切です。救急車を呼ぶ時間が1分1秒でも遅くなれば、救える命が救えません。
通報すれば、電話越しに自分がどんな行動をすればいいのか、救急車が来るまでにできることは何なのか、全て教えてくれます。
また、ケガ人の人数や状態によって、消防、警察、ドクター等の対応が変わってきます。
この事故で何人のケガ人が発生したのか、意識がない人は何人いるのか等は、非常に重要な情報です。
安全な場所に移動し、二次災害を防止する


ケガ人を安全な場所に移動することは優先事項を言えます。
例えば、事後現場が高速道路の場合、直ぐに路肩に移動しなければ、二次災害がおきるのは時間の問題です。
ただ例外があります。
まずは自分の命を優先してください。自分の身に危険が及ぶようならば、諦めなければいけない場合もあるということです。
自分の身の安全が第一です。
また、事故車両の後方に三角停止板や発煙筒をおくことも重要です。
110番通報する


119番通報した場合は不要でしょう。
なぜなら、消防機関が警察を要請しているからです。
なお、事故を起こした際は警察に報告する義務がありますので、くれぐれもその場から立ち去ることはないうように気をつけましょう。
保険会社へ連絡する


警察への連絡のように報告の義務はありませんが、保険会社に連絡することが大切です。
ほとんどの方は保険に入っていると思いますので、必須と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
交通事故に遭遇した際、そこに居合わせた人の行動ひとつで救える命があります。
いざという時のために自分の行動をシュミレーションしておくといいですね!