住宅用火災警報器(以下住警器という)は大切な命、財産を守るための重要なものだということは、すでに分かっていただけたかなと思います。
買ったらいいものの、どこにつければいいの?
そんな疑問にお答えしていきます。
ぜひ最後までご覧ください🙋♂️
どこにつければいいの?

住警器は各市町村条例で定められた箇所に付けなければなりません。
多くの人が台所が第1優先であると考えていませんか?
実は、第1優先ではありません。もちろん、台所にも設置をオススメしますが、それ以上に重要な設置箇所が存在します。
設置義務化の理由については、設置義務化になった経緯を考えればわかります。
じゃあ、どこ??
それは・・・
- 寝室
- 階段
上記の2箇所が設置義務のある場所になります。
寝室・・・寝室として使用する全てが対象。
つまり、寝室として使用している部屋は、子供部屋であろうとすべて設置義務があります。
階段・・・寝室がある階の階段
1階がリビングで2階が寝室の場合、2階階段上に設置する必要があります。
※1階の階段踊り場には設置する必要はありません。
※市町村条例によっては寝室、階段以外の箇所にも設置義務がある場合があります。
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なぜ、寝室と階段なのか


火災による死者の多くは逃げ遅れによるものです。
日中の火災とは違い、深夜の火災は就寝中のため火災に気づきにくいのです。
したがって逃げ遅れ者も多く、亡くなる方が多いということです。
また、熱と煙は上へのぼります。
上階の階段室天井はいちばん先に煙が滞留する場所と言えるでしょう。
だから、寝室と階段天井に住警器の設置が必要なのです。
住警器の取り付け位置
住警器は天井または壁面に取り付けます。
天井に貼り付ける場合
引用元:消防庁
壁やはりから煙式感知器は60センチ、熱式感知器は40センチ以上離れた位置
※はり・・・床や屋根などの荷重を柱に伝える材のこと
つまり・・・
壁や はりから離さないと、火災を感知できない可能性があるので、離しましょう!
壁面に取り付ける場合
引用元:消防庁
天井から15から50センチ以内
この場合も同様に、天井に近すぎると火災を感知できない可能性があるので、離しましょう!
取り付けNG箇所
逆に取り付けNGの箇所を紹介します。
エアコンの吹き出し口


➡️エアコンの風で煙が流され、感知器が作動しません。1.5メートル以上離しましょう。
換気口


➡️上記と同様に空気の乱れで感知器が作動しません。1.5メートル以上離しましょう。
熱や煙の影響を受ける位置


➡️台所などで煙が滞留する場所は、火災を誤認する可能性が高いです。
まとめ


いかがでしたか。
今回は具体的な住警器の設置場所について解説しました。
せっかく購入した住警器、正しい知識を持って、正しい使い方をしましょう。