熱、煙、炎などを感知した際に音が鳴り、火災を知らせてくれるもの。
ちなみに、火災報知器というのは、火災を報知するものの総称です。
その中でも一般家庭では、住宅用火災警報器の設置が義務づけられています!
各消防署では義務化された警報器の設置を確認しに来ることもあるんですよ!
この記事では、住宅用火災警報器とはどんなものなのか、詳しく解説していきます。
ぜひ最後までご覧くださいね!
火災死者の7割が住宅火災⁉️

引用元:消防庁(https://www.fdma.go.jp/relocation/html/life/juukei.html)
この表から分かるように、住宅火災が起きた場合の死者数が多いことがわかります。
なぜ、住宅火災が死者数が多くなるのか、住宅火災はどんな燃え方をしていくのかなどの疑問については、また別の記事で解説する予定です。
住宅用火災警報器の設置が義務化された理由と関係しているようです。
設置が義務化

住宅用火災警報器は2006年6月1日からすべての住宅に設置が義務化されました。
なぜ、設置が義務になったのでしょうか。理由を解説します。
1.死者の大半が逃げ遅れ
逃げ遅れの要因は就寝時間帯であることです。
火災が起こっていることに気づかないため、逃げ遅れます。
就寝時間帯に火災に気づくことは困難です。
2.煙は上へのぼる

火災が発生すると有害な煙が発生します。
煙といってもさまざまなものが含まれていますが、今回は解説を省略します。
火災で熱気を帯びた煙は上へ上へとのぼっていき、天井付近に滞留します。
寝室は2階であることが多いですよね。
天井に住宅用火災警報器がついていればいち早く煙を感知でき、住人が火災に気づくのです。
3.アメリカでは死者数が激減
1970年代に住宅用火災警報器の設置が義務化されたアメリカでは、設置率が上がってから、死者数が激減しています。
耐火構造の住宅が増えたことや住宅用火災警報器の設置が主な要因ではないかと考えます。
住宅用火災警報器の選び方

ここまで読んでいただいた方は設置を考えていると思いますが、どんな警報器を選べばよいのでしょうか。
感知器のオススメを紹介!
住宅用火災警報器の感知器には熱式と煙式があります。
煙式感知器
その名の通り、煙を感知して知らせてくれます。
煙は上へとのぼっていき、天井付近に滞留しますので、いち早く感知してくれます。
熱式感知器
室内の温度差等を感知します。
主に調理場など煙が多く発生する場所に向いていますので、住宅用火災警報器向きとは言えません。
消防法で自動火災報知設備の設置義務がない施設の調理場等については、こちらの警報器が適切ですよ!
どこで買えるの?

さまざまなところで販売しています。
- 家電量販店
- ホームセンター
- 各メーカーの代理店etc…
- 通販サイト
住宅用火災警報器には法律により一定の規格が設けられています。
規格を満たしているか確認するには、NSマークです。
このマークがついていることを確認して購入しましょう。
まとめ

いかがでしたか。
自分の命、家族の命、大切な家、思い出、財産…火災というのはすべてを奪う可能性があります。
今一度、ご家庭の警報器見直してみませんか?