いつどんなときに起こるかわからない、それが災害です。
そんな災害に備えることは自分を守るためだけではなく、家族・友人のいのちまで救えます。
災害時に冷静に判断するためにも、日頃から災害について考え、
自分の行動をイメージしておきましょう!
さて、今日のテーマは消火器の使い方です。
知っているようで意外と知らない消火器ついて詳しく解説していきます。ぜひ最後までご覧ください^^
消火器を使うときってどんな時?
消火器で初期消火ができる目安でよく用いられる表現は、
火が天井に達していないとき です。

逆に言えば火が天井に達しているようなら、消火器で消火することは極めて困難です。
すぐに避難し119番通報しましょう。
消火器の使用用途は火災ですが、一概に火災といっても、火災は大きく3つに分類することができます。
A火災(普通火災)
➡️木材、衣類等が燃える火災のこと
B火災(油火災)
➡️石油やガソリンなどの油脂類などが燃える火災のこと
C火災(電気火災)
➡️コンセントや電化製品等の感電のおそれがある火災のこと
火災といってもいろんな火災があるんですね。
それぞれの火災に対応した消火器を使うことが必要になってきます。
したがってあなたの持っている消火器がどの火災に対応するのか知っておく必要があります。
消火器の種類と値段

消火器は一般的に14秒から20秒程度しか放射できません。
意外と短い・・・ですよね?
そうなんです。だから消火器は初期消火にしか使えない。んです
私たちがよく目にする消火器は粉末消火器と呼ばれるものです。
粉末消火器は一般的に蓄圧式と加圧式があります。
蓄圧式消火器
設置数が一番多い消火器です。
レバー下に圧力計があります。レバーを握れば噴射し離せば止まります。
⬇️こんな感じ
加圧式消火器
蓄圧式との大きな違いは一つ、レバーを握って離しても噴射は止まらないことです。
握ったら最後、約20秒間粉末消化剤が出続けます。😅
だから蓄圧式が最近のはやりってわけですね。
こんな感じ⬇️
消火器について詳しくなりたい方は資格の取得をオススメします。
詳しくはこちらの記事を参照ください。

「ピン・ホース・レバー」


感の鋭い方ならお気づきでしょう。
「ピン・ホース・レバー」は消火器の使い方
カンタン3ステップのことです。
ピン・・・黄色ピンを抜きます
ホース・・・ホースの先端をもち構えます
レバー・・・レバーを握れば噴射します
カンタンですよね。
この「ピン・ホース・レバー」を覚えておけば使い方で迷うことはないはずです。
火を消火する上での注意点


逃げ道を確保する
いちばんのポイントといっても過言ではありません。
消火器を噴射することによって目の前の視界が悪くなります。必ず逃げ道を確保してから消火にあたりましょう。
2メートル離れた位置から噴射する
例えば天ぷら火災の場合、近すぎると油が飛びはね、逆に火災が拡大します。
ホウキをはくように近づく
粉末による窒息効果を狙っています。
ホウキで払うようにすることで火元を粉末で覆い、窒息することができます。
ホースの先端をもつ
ホースの根本を持つとものすごい勢いでホースが暴れるため、危険です。
消火器が重いと感じる時はレバーを押さえつける
女性や子供、高齢者の方は消火器が重いと感じるかもしれません。
そんなときはレバーを握るのではなく、上から押さえつけましょう。
消火器はどこにおけばいいの?


ひと目につくところ
火災になってから消火器を探していては元もこもありません。
すぐに持ち運べるところ
玄関や廊下など、広いスペースを選びましょう。間違っても押し入れに入れないでくださいね。
火元に近すぎないところ
キッチン等に置いておくと火災になったときに近づけない可能性があります。
火元からはある程度話しておいた方がよいでしょう。
まとめ


いかがでしたでしょうか。
消火器1本で火災から身を守ることができます。
しかし使い方や注意点を知らなければいのちを落とすことになりかねません。
日頃からいつ起こるかわからない災害に備えましょう。
また、火災が起こると平常心ではいられません。
冷静に行動するためにも消火器の場所、使い方を確認しておきましょう。^^